60歳を過ぎると、思いがけずシニア割に出くわす。
その際、筆者としては、「割引きをしてもらうほど未だ耄碌してない、なめるな!」という気持ちと「おっ!ちょっと得したな」という相反する気持ちが沸き上がる。
この数年、60歳を過ぎて更に重ねる中で、この前者の「なめるな!」という気持ちより、徐々に後者の「得したな!」という気持ちが勝ってきているような気がするが、これが老化現象なのか、或いは、世の中からの退場通告を徐々に受け入れつつあるかのようにも思う。
最初にシニア割で驚いたのが、実は映画のシニア割である。
TOHOシネマズでいうと、一般2,000円、大学生1,500円、小中高生1,000円で、60歳以上は、1,300円である。要は大学生より厚遇(以下?)されているわけだ。
また、スカイラークグループのファミレスだと60歳以上は、系列のガスト、ジョナサン、バーミヤン、夢庵などで、5%の割引を受けられる(プラチナパスポート)。合わせてdポイントなどポイントの恩恵もあるので結構馬鹿にならない。
最初は筆者も意地でも活用しなかったが、今は「経済合理性」には逆らえず、使用している。
そうなると、もはや蟻の一穴というか、意地の結界は消滅したので、むしろ活用できるものは活用しようという、卑しい根性の方に舵を切ろうと思っている。
まず、公共の美樹館や施設であるが、これは65歳以上が多いようなので、大半はあと数年待つ必要がある。ただ、一部民間の施設では60歳上も割引適用になる施設もあるようだ。
また、ゴルフ利用税というスポーツに税をかけるトンデモ市町村税(概ね1回1000円程度)があるが、免除されるのは70歳以上なので、これもまだまだである。
それで、結局おまとめサイト等に頼って調べると、以下のサイトが良くまとまっていた。
シニア割が使えるサービス70選!優遇や特典サービスを知って賢く使おう | 優遊自適 (uujtk.com)
ただ、この中で現時点でまあ使えそうなのは、上記の映画と外食の割引を除くと、カラオケのビッグエコーの60歳上の「大人の歌クラブ」大人の歌CLUB | カラオケ ビッグエコー (big-echo.jp)くらいかな、という印象だ。まだまだ研究不足なのかもしれないが,...。
ただ本音でいうと、世の中の活性化のためには、こういったシニア割はやめて、全く別の割引体系にしてしまった方が良いのではと思っている。公共的な理由で年齢で割り引くなら、せめて75歳以上くらいからにした方が良いと思うのだが、どうだろうか。