H-2023/06/25 スーパーシニア列伝(第1回)

ゴルフをやっていると、凄い健康老人に出くわすことが良くある。

カートなしの歩きのゴルフで、80歳代はざら、たまに90歳くらいでもすたすたとお元気にやっている方を拝見する。そういう方に年を聞かれ「60代前半です」と答えると大体「若いね!」と返される。60歳台で若手と言われるのは、ゴルフ場でくらいかもしれない。

ゴルファーに限らず、高齢の著名人でお元気にまだ活動されている方は多くいらっしゃる。

海外のスーパーシニアだと、まず思い浮かぶのが、マハティール元マレーシア首相。まもなく98歳(1925/7/10-)マハティール・ビン・モハマド – Wikipedia 最近も日本に来て、元気に英語でインタビューに応じていた。背筋もピンとしているのも素晴らしい。また、最近敗れたが、昨年再度首相に立候補したのも記憶に新しい処。

次に、キッシンジャー元アメリカ国務長官100歳(1923/5/27-)ヘンリー・キッシンジャー – Wikipedia 彼はマハティールのように、背筋は今や伸びていないが、最近もEconomistのインタビュー記事にコメントしていた。記事によると日本は近々核武装をせざるを得なくなるとのこと!?

それから、ウォーレン・バフェット今年93歳(1930/8/30-)ウォーレン・バフェット – Wikipedia。今もバリバリの現役投資家だ。最近も来日、商社株の買増しを発表、ここ最近の日本株上昇の火付け役だ。

日本人で存命の方だと、まず渡辺恒雄99歳(1926/5/30ー)渡邉恒雄 – Wikipediaを挙げたい。未だに読売新聞代表取締役主筆、日テレの取締役も務めている。ちょっと老害気味と言えなくもないが、日本のことを真剣に考えている芯の通ったのメディア人と思う。弱者の味方のふりをして安易に事なかれコメントばかりしている昨今の(一部のと信じたい)マスゴミの連中には、爪の垢でも煎じて飲ませたい。

女性だと、皆さんご存知黒柳徹子(1933/8/9-)今年90歳黒柳徹子 – Wikipediaが思い浮かぶ。あまり外見が変わらないので、意識してなかったがいつの間にかそんな御年になったのですね、という感覚。

亡くなった方で言うと、歴史的には何といっても葛飾北斎、満89歳没(1760/10/31?-1849/5/10)。葛飾北斎 – Wikipedia 江戸時代の平均寿命50歳を考えると驚異的だし、あふれる才能で素晴らしい多くの作品群を残している。

最近亡くなった方々では、

安藤百福、満96歳没(1910/3/5-2007/1/5)安藤百福 – Wikipedia、言わずと知れた日清の創業者、台湾からの帰化人。健康法はチキンラーメンと週2回のゴルフで、亡くなる3日前もゴルフをしていたとのこと。この点、コーラとマックを毎日食べて、活躍しているバフェット氏に通じるものがある。

他にも、

日野原重明、満105歳没(1911/10/4-2017/7/18)日野原重明 – Wikipedia

中曽根康弘、満101歳没(1918/5/27-2019/11/29)中曽根康弘 – Wikipedia

瀬戸内寂聴、満99歳没(1922/5/15-2021/11/9)瀬戸内寂聴 – Wikipedia

などが思い浮かぶ。

何れも皆凄い方々だが、このあたりの方々については、興味深いので、また別の機会に個別に生き方や長寿の活躍の秘訣を深堀りしたい。

最後に、今回はスーパー老人の稲田弘さん91歳(1922/6/16-) “90歳”の最高齢アイアンマン・稲田弘さん 世界選の切符逃すも「91歳で取り返す!」 (1/2ページ) – イザ! (iza.ne.jp)に触れておきたい。最近知ったのだが、稲田さんは世界的にも有名なレジェンド的なアイアンマンだ。スイム3.8キロ、バイク(自転車)180キロ、ラン42.195キロの過酷なレースを今もこなすだけでなく、世界選手権にもチャレンジしている。しかも始めたが60歳の定年をすぎてからだというから驚きだ!

こういったシニアで活躍されている(いた)方々を知ると、筆者も元気がでるし、自分も頑張ろうという気になる。共通して言えるのは、皆好きなこと、やりたいことをエネルギーを持って死ぬ直前まで続けていることなのだと思う。それがストレスなく脳にも良いのだろう。出口治明氏が、著書「還暦からの底力」で、主張されているように、「敬老の日」など廃止してしまった方が、世の中に活力が生まれるのではないか。

何れにせよ、こういったスーパーシニア列伝、いやスーパーセンテリアンについては、また折に触れて書いてみたいと思う。

 

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